簡単にやりすぎてクープが雑な感じになっておりますが、ざざっとつくったハードパン。
準強力粉が来たからうれしくなってつくっちゃったのでした。
ハードパンは結構簡単だし、ボウルで混ぜて生地つくるから、成形のとき以外は手が汚れることもないし、合間合間でつくるからまとまった時間確保しなくても良いし、忙しいけどおうちにいるよーという人にはつくりやすいかと思います。
こねずにつくる簡単ハードパンのレシピ
材料をボウルに入れて混ぜ混ぜして生地をつくります。こねる作業がないだけでパンづくりはホントにらくちんになるなぁといつも思う。(´∀`)
準強力粉 | 200g |
塩 | 4g |
砂糖 | 2g |
イースト | 2g |
水 | 130g |
まずは生地づくりと一次発酵
材料のうち粉類をできれば先にボウルに入れてぐるぐるしておくと生地が均一にできやすいかな。
そこに水を入れて全体を混ぜ混ぜ。生地がまとまってくるのでがんばって混ぜる。スパチュラとか木ベラで生地をたたむようにして混ぜていくと良いかと思いますよ。
ここ、手が汚れないのは良いけど少しめんどいです。でも全体が均一になるようにがんばって混ぜてみてください。
数分がんばると疲れちゃうと思うので、ボウルにラップをして、夏場なら10分程度休憩。生地を休ませる目的なので、冬場など室温が低いと生地がゆるみづらいため少し時間を長くしてください。
休憩終わったらまた2分くらい、スパチュラで生地をたたんだりひっくり返したり。生地のきれいな面が上にくるような気持ちでまとめたら、乾燥しないようにラップをしてそのまま一次発酵。
夏場なら室温で40分くらいかなぁ。生地がふたまわりほど大きくなるまで一次発酵。生地表面に気泡がすけて見えるような感じなるのは過発酵なので、そうなる前に次の工程に進みましょう。
発酵が終わったら成形しますよ
発酵終わったら、台の上にカードを使ってボウルから生地を出します。生地のきれいな面を上にして、手に粉つけて表面を軽くたたいて均一にしつつガス抜き。
台と生地の間にカードを差し込むようにして生地を持ち上げて、きれいな面を下にします。
長方形ぽく整えられると良いんだけど、難しいようなら楕円で、できるだけ均一な厚さになるようにしておきます。
粉がついていないベタベタした面が上になっているはずなので、この面はたたむことになるため、あんまり粉をつけないように。
上からと下からたたんで横長のかたちに整えます。上下の生地に重なりができて大丈夫。手にうすく粉をつけてぽんぽんと表面を平らに。
上下を二つ折りにしてさらに細長になります。この時はたたんだところをしっかり閉じて、生地同士の接地したところを指先でつまんでおきます。
手のひらに粉ふって、生地表面にも少し粉ふって、ころころ転がして形をととのえる。細くしたかったら細くしても良いんだけど、難しいと思うので均一にする程度が良いかと。
形が整ったら生地表面に多めに粉をふっておきます。裏にも粉がつくように少し転がして。
閉じた面を下にしてオーブンシートの上に置いてしばらく放置します。大きめのケースがあれば中に入れて乾燥から守ってあげると良いんだけど、なかなかないと思うので、相当乾燥している室内でなければ軽く霧吹きする程度で良いかな。
焼くときは高温で焼くのがポイント
夏場なら20分〜30分で焼成に進みたいので、予熱はそれに合わせてオーブンを最高温にしておきます。(うちの場合は最高温での予熱に15分かかるので、10分くらいおいたら予熱を開始してます。)
予熱の際にはできれば天板っも熱くしておいたほうがパンが釜伸びします。天板ごと予熱する場合は、パン生地とオーブンシートを平らなダンボール切ったやつとかに乗せておいて、焼成のときにオーブン庫内に滑り込ませるんだけど、これも難しいかもしれないので、慣れてない人はムリせず天板の予熱はなしで。
予熱完了して二次発酵の完了したら、パン生地の表面に深さ2mmくらいの切り込みを入れます。<クープね。
ハードパンは生地自体ののびた悪いので、切り込みを入れておかないと生地が伸びることができずにむぎゅっとした硬いパンになってしまうことがあります。
クープは先に入れておくと乾燥してそこから割れなくなるので焼く直前に入れること。
慣れないうちはタテに1本だけのクープが失敗しづらいです。3本ななめに入れたりすると売ってるバゲットみたいになるけど、慣れないひとは1本のほうがカッコ良いパンになると思います。
熱くなっているオーブンに生地を入れて、庫内に急いで霧吹きをして、18〜20分くらい焼成。(成形時に細くした場合は15分くらいでも良いかも。)温度は高いままで良いんだけど、ガスオーブンの場合はパワーがありすぎるので200度くらいにしたほうが良いかな。
オーブンにスチーム機能がある場合は途中でスチーム入れてあげてください。湿度が高くなっているほうがパン生地がのびるので。
焼けたら完成〜。(´∀`)
ハードパンはどう食べる?子供が喜ぶ食べ方
我が家の食事の基本はいつも子供です!私ひとりおいしいと思っても子供たちが食べないならそこに労力かけてる時間がないもので、調理の時間は主に子供たちがおいしいと思うものをつくるために使うのです。(´∀`)
ハードパンは、焼いた当日と翌日ならトーストせずにそのまま食べたり、サンドイッチにしたり。
翌々日以降は少し硬くなってきてしまうので、トーストして食べるのが良いと思います。
寒い時期ならオニオングラタンスープとかもおいしい。(´∀`)
ざっくりレシピをメモしておくと、玉ねぎをスライスしてじっくり炒めてからコンソメスープにして、それを器に入れた上にチーズのせてトーストしたパン浮かべるのが簡単かな。
オニオングラタンスープの場合は食パンとか副材料が入ったパンよりも、ハードパンのほうがおいしいので、このパンはちょうど良いのです。
あと、このタイプのハードパンには練乳のクリームもすごくよく合う!
練乳クリームのレシピも書いておきますよ。
室温にしたバター40gを小さめの泡立て器でねりねりして、練乳を25gくらい加えてさらにねりねり、粉糖でもグラニュー糖でもきび砂糖でもいいので、砂糖を10g加えてさらにまぜまぜ。
これを薄く切ったハードパンをトーストしたやつにぺとっとつけて並べていくと、うちの子たちがどんどん食べます。わんこそばかと思うくらいに、置いたそばからどんどん食べる。笑 まぁ、甘いしお菓子みたいなもんなので。
数日たってしまったら薄くスライスしてラスクにしてもおいしいです。有塩バターをねりねりしてお砂糖加えたものを塗って低めの温度でじっくり焼くだけ。アイシングとかでもおいしいし、しなもんをふってもまた違ったおいしさ。
しょっぱいもの、甘いもの、いろいろ楽しめると思いますのでご活用くだされ。
あと、おいしいのができたら私にも教えてください。(´∀`)